体温発電
高温を利用して発電するという仕組みがある。
火山活動を利用する「地熱発電」とか、燃料を燃やす「火力発電」とか。
よっぽどの高温でないとそういう発電はできないものだと思っていたら、「人の体温」で電気を作り出す実験が行われたという海外のニュースを耳にした。
40度にも満たない温度で発電できるなんて。
かがくの ちからって すげー!
ずっと寝ているだけという夢のような実験
ある企業が特殊なボディ・スーツを開発。
それを着た人々を安静に横たわらせる。
数時間後、どのくらいの電力が生み出されたのかを計測したとのこと。
被験者は人間であるので、恒温動物であり、どんな寒い部屋に置かれてもある程度は体温を保つことができることを利用して、室温との温度差で発電しているらしい。
私が読んだ記事には華氏何度の部屋で実験をしたのかが書いていなかったが、それほど非人道的な環境の部屋には置かれていないだろう。
数時間も横になっていられるくらいだし。
体温で発掘する
本題はここから。
生成された電気は、ただ計測したのではなくて、仮想通貨の「発掘」(専門用語で「マイニング」)のために使われたというのだ。
詳細なメカニズムの説明は省きますが、要するに、寝ているだけでお金が増えたということ。
手から石油が噴きだしてきたー!
生きているだけでお金が生まれる。
マンガ『カッコカワイイ宣言!』では、手のひらから石油がどばどば出る主婦が登場しますが、彼女を思い出す。
「は~今日も一日寝て過ごしちゃってたわ。あっ。……12億円貯まってる(笑)」
こんな未来、わくわくしませんか?
しません。