買った本の賞味期限は1秒以内

賞味期限 1秒以内!!

何かをするときのいちばんモチベーションが高いのは、やろう!と思い立ったときである。

 

「ダイエットは明日からやろう。だから今日はケーキを食べる!」というときのダイエットへの情熱は、そう発言した瞬間が絶頂なのである。

 

「ダイエットは明日からやろう。だから今から腹筋ローラーをする!」が論理的には正しくないけれども最上の発言だと私は考える。

まさに、明日って「いま」なのである。

 

「いま」を真摯に生きられない者は、過去に真摯に生きたことを証明できない。

 

「いま」を真摯に生きられない者は、未来もきっと真摯には生きられない。

 

「この一瞬にすべてを込める!」と必殺技を繰出すヒーローは必ず世界を救う。

 

『僕らは今のなかで』と歌ったアイドルは全国大会で優勝した。

書店で本を物色しているとき、「おっ」と思って手に取ったときがその本を読む最良の瞬間である。

 

時間が経てば経つだけその鮮度は失われてゆく。

 

だから可能であれば本を手に入れたらすぐさまカフェなどに入り目を通すことが理想なのであるが、理想は理想。

 

現実は、そうすることができなかった本が部屋にどんどん積まれていく。

 

積読。

 

本を積み上げてしまう人は、本の賞味期限を意識すると、積読増殖をわずかながら食い止めることができるかもしれない。

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