はじめに断っておきますが、本記事では「読まない」本を述べるのであって、その本・作家などを非難するつもりはありません。
読む読まないはあくまで個人の感情・思考・生き方の問題であって、読まない=読まない対象を全否定することではないです。
たぶん私が読まないと決めた本の中にもすばらしい記述がきっとあるのですけれど、差し出し方の問題だったり、セールスの方向付けだったり、ブランディングのやり方だったり、著者の政治的な発言であったり、さまざまな理由で「ひっかかり」を感じてしまうと、もう読めなくなってしまう。
私が読まない「売れている本」はみんなが読んでいて(だから「売れている本」なのだ)、時折そんな本を引用する人がいて(「あの本に書いてあったよ!」みたいな)とても、とてもとてもげんなりしてしまう。
「私の前でその著者の話をするな」と言ってしまえばそれまでだが、あまり他人の読書偏愛に興味がないので言わない。「あなたはその本を読む人なのだな」と思って、おわり。
だから(強引なまとめに入ります)、たとえみんなが愛読しているベストセラーであっても、あなたが「合わない」と感じたら読む筋合いはまったくないのですよ。
世の中にはベストセラーや名著・古典を必修科目だとカンチガイされている方が一定数いらっしゃるようなので、老婆心ながら忠告申し上げる。
ピン!とこない本は読む必要がありません。
経験した方なら理解していただける感覚ですが、「本に呼ばれる」瞬間が時折あって、そんな本を読むと「読書っていいもんだな」としみじみ感じるんですよね。