はじめに
我が家では「風邪かも?」と思ったら、夜寝るときにマスクをつける風習がある。
すこし寝苦しくなるけれども、引きはじめ程度だったら一晩で治ってしまうことも多い。
「これって何で?」と思って調べた結果をまとめてみます。
睡眠マスクの研究
ありました。
研究結果の論文が。
国立情報学研究所「睡眠時マスクによるかぜ予防の研究結果」2011年の論文
A「日中のみマスク着用」とB「日中と就寝時にマスク着用」のグループを用意して予後を比べました。
すると、Bグループ患者の方が、のど症状だけではなく「かぜ症状そのものが早期に快復した」そうです。
というわけで。
結論!
「寝るときにマスクをつけると風邪が早く治る」は本当です。
寝るときつけるマスクはどんなものがいいか?
では、具体的にどんなマスクがいいかという話ですが。
マスクはふつうに売っているマスクでOKです。
値段的には「不織布マスク」が安くてコスパがいい。
インターネットでは、「綿100%がおすすめ」との声もありますが、今後調査していく必要があると思われます。
私はドラァグストアで箱入りのめっちゃ入っているやつを買っています。
なんだかんだ、冬や春は昼間も使うし。
あ、「寝るとき専用のマスク」なんかも開発されているみたいですね。
おわりに
寝るときにマスクをすることは「耳かけが痛い」「就寝中息苦しい」といったデメリットもありますが、風邪治癒の促進効果があります。
また、実は予防効果も期待されます。
寝ているときは唾液の量が減っています。
口呼吸にもなりやすいです。
するとのどが乾燥し、乾燥は風邪菌からのバリアになっている粘膜を減らします。
粘膜は乾くと本来の役割を失い、雑菌が張りついて増殖しやすくなります。
風邪菌にとっての楽園-Paradise-な状況に陥りやすい。
対策として、マスクをすることで保湿をはかるというわけです。
マスクは風邪を治すだけではなく、予防にも効果的です。
大事なことがある前夜には、ぜひ口を覆って備えたいものです。
むごもご。