はじめに
現代社会において、乗り物を利用することは避けて通れません(避けて通ってもいいのですけれど、その場合はそれなりの覚悟が必要です)。
乗り物利用と切っても切れない関係にあるのが「乗り物酔い」です。
「俺は大丈夫だよ」と思っていても突然来るのが乗り物酔いです。容易に来ます。
そこで今回は私の経験をもとに乗り物酔い対策について記事をまとめました。参考になるものだけをピックアップされて、快適な乗り物ライフをお過ごしください。
前の座席に座わる
多人数で出かける際、自らドライバーに志願することは乗り物酔い対策に非常に効果的です。
走行ルートの視覚情報と身体感覚が一致すれば酔わないことが個人的な観察の結果、導き出されています。
どうしてもドライバーになることができなければ、助手席に乗るように行動するのも一手です。
酔い止めを飲む
「かがくの ちから って すげー!」ということわざもあります。
乗らねばならぬことが事前に分かっていて、かつ有利なポジションをとれない可能性が高いときは、クスリに頼ることも手段のうちの一つです。
運転が荒い人をドライバーにさせない
世の中には残念ながら、「ブレーキの踏み方」、「カーブでのハンドルの切り方」、「アクセルのふかし方」など、自分自身の感覚とズレているドライバーが必ず存在します。
(あ、この人は違う)と感じたらその人が運転手にならないように権謀術数をめぐらせましょう。
外の空気を吸う
密閉された空間は二酸化炭素濃度が上昇しやすく、健康を乱す原因です。
(これはちょっと危険だな)と予感を感じたら外の空気を吸うなどもおすすめです。
車の場合は窓を開ける、船の場合はデッキに出るなど。
ただしこの方法は雨や雪の場合使えないので微妙といえば微妙な手段ではあります。
前を向く
精神的に前向きなのはいいことですが、物理的にも前を向きましょう。
横ばかり見ていると、流れる景色で頭がぐるぐるしてくるため、進行方向に目を向け、出来るだけ視覚情報の変動がない状態にしましょう。
別のことに熱中する
別のことに酔っていれば車には酔わない。
人は同時に二つのことに酔うことはできない。
というわけで、おすすめは「しりとり」です。
しりとりは「しりとり」の「り」から始めるのが王道ですが、乗り物酔いを防止するという観点では「よわない」の「い」から始めてみるのもよいでしょう。
瞳をとじて
視覚情報に基づき「酔った」と感じることもあるようです。
気分が悪くなる予兆を感じたら瞳を閉じてなにか楽しいこと(たとえば宝くじに当たったとか)を思い描けば、いつかは酔いのことはなにも感じなくなるのかな。
自分に酔う
言葉遊びといえばそれまでですが、自分に酔えば乗り物に酔わないのでは?
同じような行為でいうと、神懸るというか、憑依的なトランス状態になるのも一つの手段ではあります。
おわりに
ここまで対策を8つほど挙げてきましたが、やはり最大の効果があるのは「乗らないこと」です。
ラジカルすぎるかもしれませんが、乗らなければ酔いません。
乗らない勇気、乗らないで嫌われる勇気、嫌われる勇気も時には必要かも知れません。