はじめに
「アウトプットをすると読書が捗るよ!」という言説をしばしば見かける。
私もTwitterに読書感想を投稿するときがあるけれども、そのときは無心でやっている。
ただ、何事も無意識でやるよりも意識的にする方が効果が高い。
上腕二頭筋を鍛えたいときは上腕二頭筋を意識しながらトレーニングする方が効率的に上腕二頭筋が巨大になるし、マツコ・デラックスに会いたいときは漫然と東京を歩くよりも目をぎらぎらさせて探索する方が遭遇する可能性は上がる。
だから、あらためてTwitteに読書の感想を投稿するメリットについて考えてみた。
以下、気軽にどうぞ。
140文字の制限があるため気楽
Twitterの投稿には文字数制限がある。
文章を書くときは、文字数制限があるとたいへん書きやすい。
「みそ汁のおいしさを述べよ」と言われるよりも「みそ汁のおいしさを3文字で述べよ」と言われた方が「とうふ」と気軽に答えやすい。
「いくらでも書いていい」と言われたらプレッシャーですけど、「140字でいいよ」だとリラックスして書けます。
足りない分は#(ハッシュタグ)で埋められるし。
画像をつけて投稿できる
表紙の写真や裏表紙のあらすじ、気にいった何行かの文章など、画像を添付することができます。
これが紙のノートに読書記録をつけるとすると、
- 写真を撮る
- プリントする
- 切り抜く
- 貼る
のステップが必要ですが、
Twitter投稿は
- 写真を撮る
- アップする
の2ステップだけで完結します。
手数は少なければ少ないほど心理的負担が減るといいますものね。
検索しやすい
ネット上で管理しているような状態であるため、検索が容易です。これは紙の読書記録と大きく違うところです。
#(ハッシュタグ)をつけるとクリックするだけで付したツイートをまとめて表示させられます。
ユーザ名とキーワードで検索することもできるし、期間を指定してその間の読書を振り返ることもできます。
モチベーション革命
読書に対して読む意欲というか、理由というか、本を読むことの背中を押してくれる存在が欲しい、という方にとっても、Twitterは強力なツールになります。
- 読む
- アップする
- いいねをもらう(自分で振り返る=楽しい)
- 読む
- 書く
- 以下、ループ……
上記の繰り返しで、読書モチベーションを高く保つサイクルを回すことができます。
おわりに
読んだ後に(あァ、面白かったなァ)と思ったきりの読書がある。
読んでいる最中は夢中で読んでいるから気が付かないが、読み終わった後になってよくよく考えてみると、何も得られていないというか、ただ心地よさだけが残る読書がある。
そのような読書はたいへんすばらしいと思う。ただ消費するだけの行為はとても贅沢なことだと私は思う。
でも、何かを得ようとして思って読み始めたつもりなのに、いざ読み終わってみたら「何も残っていなかった」と言う読書をしたくないときもある。
実用書・ビジネス書などを読むときは特にそうです。
そういうときに「感想を書くぞ」と思いながら読むことで、記憶定着の一助になるのでは、と思った次第です。
最後に宣伝ですが、「ぶっくらぼ」というサイトに拙感想文を掲載しているので、書き方の参考になればうれしいです。
参考 読書感想文の本棚ではサヨウナラ。
さよならだけが人生だ。